日本代表が11月の国際親善試合で、北中米W杯決勝トーナメント(T)1回戦で敗れたブラジル代表との再戦が決定的であることが2日、分かった。シンガポールで開催される大会に出場予定で、パラグアイとも対戦する見通し。実現すれば2030年モロッコ、ポルトガル、スペインで共催される次回W杯に向けて、早くも王国にリベンジする機会となる
ブラジルと対戦した6月29日(日本時間30日)の決勝T1回戦では、前半29分にMF佐野のミドルシュートで先制し、前半は1―0で折り返した。しかし、後半は左サイドのFWビニシウスを中心としたサイド攻撃やロングボールも織り交ぜた相手の猛攻を浴び、後半11分に追いつかれると、終了間際、6分のアディショナルタイム(AT)まであと1分に迫ったAT5分に勝ち越しを許した
森保一監督(57)が「世界基準に日本も近づいている感覚はある。ただ、結果として押し切られるという差があるのも事実」と話したように、個の強化の重要性を再確認する戦いとなった。ブラジルとはこれまで、通算1勝2分け12敗。日本は14年10月にもシンガポールでブラジルと戦い、FWネイマールに4発を決められ0―4と大敗した。一方で、昨年10月の親善試合では3―2で歴史的初勝利を挙げるなど成長も見せた
日本代表は今後、9、10月に2試合ずつ国内で親善試合(相手未定)を行い、ブラジルとの再戦は年内最後の試合となる可能性もある。W杯で失点に絡むミスをして涙したMF田中、左膝を負傷して欠場したMF久保、ブラジルをめぐる発言が物議を醸したFW塩貝らも選出される可能性は高い。決勝T1回戦後、森保監督は「この悔しさを胸に刻んで、また次の成長につなげていこう」と呼びかけた。王国とのリターンマッチを制して「W杯優勝」に向けた再出発の勢いを加速させていく