フランスは「カトリック教会の長女」
(引用)フランスは今でも、クローヴィスの洗礼を建国の日と見なしていて、1996年には建国1500年祭があった。といっても、これは、あくまでもカトリック国としてのアイデンティティであり、フランス革命以来共和主義(宗教や血統でなく、同じ土地に住むものが平等な条件で国家を成すという考え方)を旗印にしたフランスには不適当だという論議も多くなされた。しかしフランスはこの洗礼をもって今も「カトリック教会の長女」(フランスという国名は女性名詞)という立場を自覚している。ヨハネ=パウロ2世もフランスに向かってそれを強調している。竹下節子『ローマ法王』2005 中公文庫 p.83>