大変知能が高く、思いやりがあり、温和な性格をしているゴールデン・レトリバーですが、生後一年までは相当な問題児ぶりを発揮します
この時期は身体的な成長が著しく、体重は一年で生まれた時の20倍近くにもなります。 いたずらもダイナミックで、家具の破壊やじゅうたんの引き裂きなども日常茶飯事です。 生後2、3ヶ月の頃にみられる甘噛みで子供が怪我をしたり、洋服が破れるなどということもありますので、この時期は特に注意しておきましょう
力が強いので、引っ張り歩きをされた際に飼い主が転倒し、負傷するケースも多々あります。 大型犬を家族に迎え入れる場合は、成長期のしつけをしっかりと行い、危険行動、問題行動を抑制するよう取り組むことが重要です
またゴールデン・レトリバーは、その体格から運動量が豊富に必要とされます。 運動は日々飼い主の歩調に合わせて歩くだけでなく、ドッグランなどで犬同士全力でじゃれ合い遊ばせる時間も大切になります。 ただし、成長期には過度な運動や長時間継続する運動をさせてしまうと骨格形成に負担がかかってしまうため、注意しながら遊ばせてあげましょう
成長後は3〜4歳を境に徐々に精神的な落ち着きがみられるようになります。 しかし、オスに関してはまだ血気盛んで相性が合わない犬とは喧嘩が起こる場合があるので注意してください。 ゴールデン・レトリバーは元来水を好む習性があり、プールや水遊び、海水浴、サーフィンなどを一緒に楽しむことができる犬種です。 水遊びする際は、終わった後のお手入れを念入りに行い、生乾きによる悪臭や毛玉、汚れなどしっかりと対策を行いましょう
日頃のお世話では、カットは必要なく、丁寧なブラッシングと月に一度のシャンプーで十分です。 ただし、垂れた耳は外耳炎を発症するケースが多く、2、3日に一度耳掃除することを習慣化し、耳内部を衛生的に保つことは欠かせません