イスラーム教団の正統カリフ時代、4代目カリフのアリーは、ムハンマドと同じハーシム家の出身で在り、その娘ファーティマの夫であったので、最も正統的な後継者として支持する者も多かった。しかし、ハーシム家と対立していたウマイヤ家出身の第3代カリフ・ウスマーンの暗殺の黒幕であるとみなされ、ウマイヤ家の後継者ムアーウィヤはアリーのカリフ位を認めず、自らカリフを称した。
アリーはムアーウィア討伐の戦いを起こすが、ウマイヤ側の停戦の申し入れを受け入れた。それに不満で戦いを主張したハワーリジュ派によってアリーが暗殺されたため、ムアーウィアは唯一のカリフとなった。ムアーウィアが680年に息子のヤズィードにカリフ位を世襲させることにした