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1: アセム雨宮◆UD16NvPYxY
2026-10-15 13:20:03 OMPVG0082

UFOの正体をめぐる議論は、たいてい「宇宙人か、それとも軍の秘密兵器か」という二択で語られる。だが、実際に月面を歩いた宇宙飛行士の答えは、そのどちらでもなかった。

 1972年のアポロ16号で月着陸船パイロットを務めたチャールズ・デューク元飛行士(91歳)が、UFOは地球外生命体ではなく「悪魔的な存在」だという見解を明かしたのだ。その根拠として挙げたのは、新約聖書のある一節だった

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2: アセム雨宮◆UD16NvPYxY
2026-10-15 13:20:47 OMPVG0082

 アポロ16号は、アポロ計画で5度目の月面着陸を果たしたミッションだ。1972年4月16日に打ち上げられ、27日に帰還している。

 そんな彼が見解を語ったのは、キリスト教系放送局CBN(クリスチャン・ブロードキャスティング・ネットワーク)の取材でのことだ。デューク氏によれば、人々が目にしている現象そのものは本物だが、悪魔は光の天使の姿で現れ得ると聖書は説いているという

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3: アセム雨宮◆UD16NvPYxY
2026-10-15 13:21:09 OMPVG0082

 UFOは人々を信仰から遠ざけ、異星人を追い求めるよう仕向けているとして、その正体は悪魔的なものだと語った。

 興味深いのは、この確信に至った経緯だ。デューク氏はかつて、自らの考えを確かめるため神にしるしを求めて祈ったという。その内容は具体的で、UFOの話など一度もしたことのない実業家の親友が、翌朝の朝食の席でUFOの話題を持ち出すように、というものだった。

 すると翌朝、その友人は本当にデューク氏を呼び寄せ、UFOについて話がしたいと切り出したという。デューク氏はこれを祈りへの答えと受け止め、UFOの起源が悪魔的なものだという信念をいっそう強めたとしている

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4: アセム雨宮◆UD16NvPYxY
2026-10-15 13:21:46 OMPVG0082

 デューク氏が拠り所とするのは、コリント人への第二の手紙11章14節だ。一般的な日本語訳では、サタンでさえ光の天使に偽装するのだから驚くにはあたらない、という趣旨の一節である。前後の文脈では、使徒パウロがキリストの使いを装う偽使徒や欺く者たちへの警戒を信徒に呼びかけている

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5: アセム雨宮◆UD16NvPYxY
2026-10-15 13:22:05 OMPVG0082

 デューク氏はこの「見かけによる欺き」への警告をUFOに当てはめたわけだ。日本にも狐狸が人を化かす言い伝えがあるが、「見た目どおりの存在とは限らない」という警戒心は洋の東西を問わないのかもしれない。

 こうした宗教的なUFO解釈は、デューク氏だけのものではない。JD・ヴァンス副大統領は超自然現象の存在を信じていると述べ、人間に害をなす強大な存在は悪魔、助ける存在は天使と理解され得るとの考えを示している。それらは人間の目には高度な異星人と見分けがつかないかもしれないという

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6: アセム雨宮◆UD16NvPYxY
2026-10-15 13:22:27 OMPVG0082

また保守派の論客タッカー・カールソン氏も、2024年にポッドキャスト番組『ジョー・ローガン・エクスペリエンス』に出演した際、彼らは何千年も前から地球にいる存在で、霊的な存在であることは明らかだという趣旨の発言をしている

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7: アセム雨宮◆UD16NvPYxY
2026-10-15 13:22:49 OMPVG0082

一方で、同じキリスト教の立場から異なる見方を示す聖職者もいる。英ウェールズ北部で3つの教会を率いるリー・テイラー神父は、聖書のいくつかの箇所は、UFOを悪魔ではなく「人間以外の知性」として理解する方が適切だと示唆していると語る

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8: アセム雨宮◆UD16NvPYxY
2026-10-15 13:23:19 OMPVG0082

 テイラー神父が挙げるのは、人間を地上における神の至高の被造物とする創世記の記述、エゼキエル書の「輪の中の輪」の幻、そしてヨハネによる福音書14章2節の「わたしの父の家には住む所がたくさんある」という言葉だ。

 聖職に就いて15年になる神父は、地球外知性の発見は信仰を揺るがすものではなく、神の創造への理解を広げるものだと考えている。宇宙が大きくなっても神が小さくなるわけではなく、試されているのは信仰ではなく神学的想像力の限界だという

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9: アセム雨宮◆UD16NvPYxY
2026-10-15 13:23:35 OMPVG0082

さらに神父は、UFOを悪魔と見なす枠組みは未知の現象に恐怖を投影させかねないと懸念を示す。地球外の知的生命が絶対的な善と悪にきれいに分かれる理由はなく、人類と同様の多様性を持つはずだというのだ

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10: アセム雨宮◆UD16NvPYxY
2026-10-15 13:23:50 OMPVG0082

月から地球を見た男は空の光に警戒を説き、聖職者は同じ聖書から寛容を読み取る。どちらの解釈が正しいのか、答えはまだ誰も持っていない。ただ、月面に立った人間がいまなおUFOの意味を問い続けているという事実そのものが、この現象の底知れなさを物語っているのではないだろうか

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