1919年3月にイギリスがインドで制定した、逮捕状なしに逮捕し、裁判なしに投獄できる権限をインド総督に与えた法律で緊急刑事特別法。一種の治安維持法とも言える。イギリスは、これによって第一次世界大戦中に高まってきたインド国民会議派を中心とするインドの反英闘争を抑えつけようと考えた。ローラットはイギリスから治安状態の調査のためインドに派遣され、この法律を作成した人物の名。1918年夏、原案が発表されるとインド民衆は激しく反発、国民会議派は穏健派が多数を占めていたが、直ちに抗議の声を上げた。イギリス政府は反対の声を押し切って、1919年3月にインド議会に法案を提出、インド人議員全員が反対投票したにもかかわらず、強引に押し切って成立させた