ストーカー被害の深刻化を受け、警察庁は、加害者への警告に被害者からの申し出を必要とする現行のストーカー規制法を改正し、警察の職権で警告できる制度を導入する検討に入った。違法行為を速やかに抑止するのが狙いで、居場所を特定する「紛失防止タグ」の悪用を規制する対策と合わせ、重大な被害の未然防止に万全を期す構えだ
川崎市の住宅で今年4月、岡崎彩咲陽(あさひ)さん(当時20歳)の遺体が見つかった事件では、岡崎さんが元交際相手の無職白井秀征(ひでゆき)被告(28)(殺人罪などで起訴)からのストーカー被害を警察に訴えていたが、神奈川県警が同法に基づく警告を出す事態には至っていなかった
事件を受け、警察庁は5月、被害者の安全確保を最優先に対処するよう全国の警察に改めて通達。再発防止策の検討を進めている