エクアドルのアマゾン奥深く、うっそうとした熱帯雨林の中に、古代のピラミッド群が存在するという。数年前、ある研究チームがこの謎に満ちた遺跡を発見し、写真や映像にその姿を記録した。現地の先住民たちの間で語り継がれてきた「巨人の都市」は、単なる伝説ではなかったのかもしれない。
世界各地には、太古の地球を闊歩していたという巨人族の伝説が残されている。南米のパタゴニアから北米、ヨーロッパ、アジアに至るまで、その存在は古代の文献や口承に記されてきた。エクアドルのアマゾン流域に住む部族もまた、通常サイズの人間がこの地にやってくるずっと以前に、巨人たちが壮大な都市を築いていたと伝えている。
この伝説に触発された研究チームは、これまで誰も足を踏み入れようとしなかったジャングルの奥地へと調査に向かった。現地の人々にとって、その場所は強力な精霊が宿る聖域であり、古代の建設者たちへの畏敬の念から、長年タブーとされてきたのである