イヴァン雷帝の上からの改革
イヴァン4世は1547年に正式にツァーリとして戴冠式を行った。イヴァン4世は親衛隊を組織し、残虐な手法によって大貴族層を抑圧して恐怖政治を行い、雷帝(グローズヌイ)と言われた。さらに農奴制を強化して増税を強行し、軍事力を強めてカザン=ハン国・アストラハン=ハン国などの征服を成功させた。ポーランド・スウェーデンという西方からの圧力に対して、バルト海への進出を目指したが、その戦争は得るもの無く終わった。ただその晩年の1581年にイェルマークによるシベリア遠征が行われ、ロシア商人が毛皮などを求めて東方進出の発端となった