先端産業のウィークポイントを狙う今回の措置で日本が受ける経済的打撃は相当な見通しだ。2010年にも中国は尖閣諸島(中国名・釣魚島)をめぐる対立の末にレアアース輸出を制限し、レアアースの約90%を中国から輸入していた日本は大きな打撃を受けた。野村総合研究所の木内登英エグゼクティブエコノミストは「日本のレアアース中国依存度は当時の90%から現在では60%程度に低下したされる」としながらも「電気自動車用モーターに使われるネオジム磁石の補助材料であるジスプロシウム、テルビウムなどのレアアースはほぼ100を中国に依存しているとされる」とした。続けて「仮にレアアース輸出規制が1年間続く事態となれば、損失額は2兆6000億円程度、名目・実質GDPの押し下げ効果はマイナス0.43%に達する」と懸念する