米航空宇宙局(NASA)は1日午後6時35分頃(日本時間2日午前7時35分頃)、フロリダ州のケネディ宇宙センターから、NASAとカナダ宇宙庁の宇宙飛行士4人が搭乗した宇宙船「オリオン」を打ち上げた。人類初の月面着陸を果たした「アポロ計画」以来、半世紀ぶりとなる有人の月周回探査計画「アルテミス2」に挑む。
オリオンは、長さ98メートルの大型ロケット「スペース・ローンチ・システム(SLS)」で打ち上げられた。約1日かけて地球の周囲を回った後、月への軌道に入る。月に着陸しないが、計10日間飛行し、月の裏側を回って地球に帰還する。6日(同7日)には地球からの距離が40万キロ・メートルを超え、1970年のアポロ13号の記録を塗り替える可能性がある。10日(同11日)に太平洋に着水する予定だ
オリオンの無人飛行は2022年の「アルテミス1」で成功していた。今回は、人を乗せた宇宙船が月周辺の厳しい環境で設計通り作動するか確認し、トランプ大統領の任期中の28年を目標とする有人月面着陸につなげる