プソフ博士のこの発言は、決して突拍子もなく飛び出したものではない。その背景には、2023年に元空軍情報将校のデイビッド・グルッシュ氏がアメリカ議会の公聴会で行った歴史的な証言がある。グルッシュ氏は「アメリカ政府はUFOの墜落現場から『非人類の生物学的証拠』を回収し、保管している」と宣誓の下で証言し、世界中を騒然とさせた。
この証言を機に、アメリカの軍や情報機関のネットワークの奥深くに、未確認航空機を極秘に回収・研究するプログラムが存在するのではないかという議論が一気に過熱しているのだ。
前述の映画監督ダン・ファラーも、回収ミッションに関与したとされる複数の人物に極秘裏に接触を試みたと語っている。しかし、彼らの多くは公の場で真実を語ることを極度に恐れていたという。ファラー氏によれば、ある情報提供者はインタビューの直前になって「参加すれば自分の命を失うことになる」と恐怖を口にし、証言をドタキャンしたそうだ。
国家の最高機密を漏らせばどうなるか。それはスパイ映画を観るまでもなく、彼ら自身が一番よく理解しているのだろう