攻撃システム:俊敏なインサイド可変と、洗練されたパスワーク
ベースとなる布陣には4-2-3-1を敷いていますが、これはあくまでキックオフ時の配置に過ぎず、マイボールになった瞬間から陣形は極めて流動的に変化します。ポゼッション時には左右のアタッカーが内側のハーフスペースへと果敢に侵入し、それによって空いた外側のレーンをサイドバックがタイミングよく駆け上がってピッチの横幅を広く使います。
中盤の底ではザイバルトを軸とした2ボランチが ゲームの安定感を作り出し、その前方では右からヴィマー、バウムガルトナー、ザビッツァーといった流動性と個の打開力を兼ね備えた強力な2列目がチャンスを量産。最前線には、36歳となってなお傑出した存在感を放ち、前線の基準点として周囲を活かす精神的支柱アルナウトビッチを据える非常に洗練されたアタック構造を確立しています。手数をかけない電撃的な仕掛けはもちろん、乱れのない正確なパス交換によって相手を押し込み、秩序正しくボールを動かせるのも強みです