さらに近年、この「第9惑星」説にとって厄介な発見が相次いでいる。ハワイのすばる望遠鏡が発見した「2023 KQ14」をはじめとする、「セドノイド」と呼ばれる特殊な天体群だ。
セドノイドは、太陽から非常に遠い軌道を公転しており、海王星の重力の影響をほとんど受けない。もし、提唱されているような巨大な第9惑星が存在するなら、当然その軌道は大きく乱されるはずだ。しかし、これまでに発見された4つのセドノイドは、いずれも驚くほど「安定した」軌道を描いている。
これは、もし第9惑星が存在するとしても、これまで考えられていたよりも遥かに遠く、太陽から地球までの距離の500倍以上も離れた場所にないと辻褄が合わないことを意味する