日本代表の森保一監督(57)が、FIFAワールドカップ2026(W杯)北中米大会の後も続投することが8日、分かった
日本サッカー協会が、アジア杯サウジアラビア大会(27年1月7日~2月5日)までの指揮を打診。複数の関係者によると、極めて異例の「半年」継続だが、既に受諾の返答を受けたという
優勝した場合でも協会は契約を延長せず、来年3月の国際Aマッチデーは新監督で迎える方針。一方でアジア杯の決勝まで最大13試合の強化機会を、退任する森保監督に任せることに異論が出る懸念もあり、協会の姿勢が問われる決定になる
日本協会が、森保監督から水面下で続投の内諾を得ていたことが判明した。宮本恒靖会長が「来年のアジア杯まで」と期限を定めて非公式に要請。本人が受け入れて返答し、口頭合意の状態にあることを、複数の協会関係者が認めた。森保監督はW杯の決勝トーナメント1回戦でブラジルに逆転負けした後「私の去就は決まっていません」と発言。2日の帰国会見でも「少し休んで、まずは大会の振り返りをしなければ。今、決まっているのはそこまでです」と話すにとどめていた。協会は、断られなかったことに安心しているという
一方で、森保監督がアジア杯で11年カタール大会以来16年ぶりの優勝に導いた場合でも、契約延長しない考え。来年3月の国際Aマッチデーを新監督の初陣にする方針も固めているという。森保監督がアジア杯を最後に勇退し、協会からも離れる場合は超異例の「半年」契約となる
大会後も強化のアドバイスや普及等を託す場合は、コーチ陣の雇用維持も含めて「1年」契約になるが、監督業はアジア杯まで。正式な期間は、強化部会、技術委員会、今月23日の理事会と手順を踏んで正式に続投の手続きが承認されるタイミングに合わせて、本契約を書面でかわす前に示される模様だ
内々で続投は決まったものの、懸念も残す。新生日本は9月24日の宮城を皮切りに、海外遠征(11月)も含めて年内6試合。アジア杯は決勝まで7戦で最大13試合となるが、この貴重な強化機会を、大会限りで退任させる森保監督に任せることに異論が出る可能性もある。「日本の未来を考えれば0か4(年契約)が筋だろう」と憤る関係者もおり、今夏に交代して新監督の経験値を高めるか、森保監督に頼むのであれば30年スペイン・ポルトガル・モロッコ大会まで託すか、協会と幹部の覚悟が今後に問われることもありそうだ
宮本会長と森保監督はこの日、文科省を表敬訪問。取材に応じた宮本会長は「手続きに関しては『しっかりと手順を踏んで』というところ。整えないといけないことも多く、全部がスムーズにいっているのかと言えば、そうでもないところもある認識」と明かしており、半年限定の続投要請がどう波紋を広げるか、流動的な状況にもなっている
北中米大会を最後に2期8年で勇退する場合は、アンダー世代を率いて28年ロサンゼルス五輪を目指すU-21(21歳以下)日本代表の大岩剛監督(54)が候補の「2択」だったが、森保監督続投に一本化された