「第175回芥川龍之介賞・直木三十五賞」の選考会が15日、都内で行われ、芥川賞に小砂川チト「ゾンビ回収婦」、直木賞に朝倉かすみ「けんぐゎい」が選出された
「芥川賞」の候補には、小砂川チト「ゾンビ回収婦」、鈴木凉美「悪い血」、仁科斂(にしなれん)「丹心」、村司侑「ソリティアおじさんがいた頃」、八木詠美「アンチ・グッドモーニング」。36歳の小砂川と43歳の鈴木は3回目、31歳の仁科、47歳の村司、37歳の八木は初候補だった
「直木賞」の候補には、朝倉かすみ「けんぐゎい」、蝉谷めぐ実「見えるか保己一」、凪良ゆう「多類婚姻譚」、原田ひ香「#台所のあるところ」、若林正恭「青天」。65歳の朝倉は3回目、53歳の凪良は2回目、33歳の蝉谷と56歳の原田と47歳の若林は初候補だった
小砂川は、1990年岩手県生まれ。慶応義塾大学文学部卒業、同大学院社会学研究科心理学専攻修了。 2022年、「家庭用安心坑夫」で第65回群像新人文学賞を受賞。同作が第167回芥川賞候補作となった。2024年、「猿の戴冠式」で第170回芥川賞候補、単行本化された『猿の戴冠式』で第37回三島由紀夫賞候補、第46回野間文芸新人賞候補となった
朝倉は、1960年北海道小樽市生まれ。2003年「コマドリさんのこと」で第37 回北海道新聞文学賞を、2004 年「肝、焼ける」で第72回小説現代新人賞を受賞し、作家デビュー。2009 年『田村はまだか』で吉川英治文学新人賞を受賞。2019年『平場の月』で第32回山本周五郎賞受賞、第161回直木賞候補に。2024年『よむよむかたる』が第172回直木賞候補に。ほかに『ぼくは朝日』『にぎやかな落日』『棺桶も花もいらない』など
選考会および授賞作発表は7月15日に実施。受賞者が都内および近郊在住の場合、発表当日に共同記者会見が行われる。地方もしくは海外に在住・滞在の場合はリモートでの会見を行う予定。贈呈式は8月21日に都内で行われ、受賞者には正賞として時計、副賞として賞金100万円が贈られる