同団体によれば、ほとんど誰の目にもこの岩が人型に見えてしまうのは、人間が無作為な形の中にパターン、とりわけ人間や顔の形を見出してしまう心理現象「パレイドリア」の典型例だという。
科学者たちはかねて、火星の地形が数十億年におよぶ火山活動や隕石衝突、絶え間ない風による浸食によって形作られてきたと指摘してきた。こうしたプロセスは、時に驚くほど人工物めいた形状の岩を生み出すことがあるという。実際、今回と同じように「火星の人工物」として話題になった岩や物体はこれまでにも複数あり、いずれも後に自然現象として説明されている。
パレイドリアという言葉で片付けてしまえば簡単だが、赤い惑星の写真を前に人影を見出してしまう人間の想像力もまた、火星という天体が長年人類を惹きつけてきた証なのかもしれない