小学生だった私には詳しいことは分かりませんでしたが、その一言が妙に引っかかっています。
その後、バスは別の車両に乗り換えることになり、林間学校自体は予定通り続行しました。
ここまでであれば「事故があった」というだけの話です。
しかし、奇妙だと感じるのはこの後でした。
不思議なことに、Aくんだけが立て続けに不運に見舞われるようになりました。
まず林間学校の最中、夕食で魚の骨を喉に詰まらせ、大騒ぎになりました。
...もっと見るさらにしばらくして、Aくんはサッカーが好きだったにもかかわらず、交通事故で足を複雑骨折し、結局まともにプレーできなくなったそうです。
もちろん、偶然と言われればそれまでです。
ただ、最近になってさらに不自然な話を聞きました。
Aくんが「長野の、あの祠に行く」と言い出したらしいのです。
何を考えていたのかは分かりません。謝りに行くつもりだったのか、何かを確かめたかったのか……。
Aくんは車椅子で、誰かに押してもらって向かったそうです。
そして途中で川に落ちた、と