運河に繋留されたダルマ船に住み込み、クラスで誰からも相手にされなかった「ぼく」江口富雄に、ただひとりアメリカ帰りの御手洗くんが話しかけてくれて友達同士になる。そして、沖仲仕のぼくの父親が画家殺しの容疑で逮捕された事件に対し、名探偵のごとく真相を突き止めたのも彼・御手洗くんだった。別クラスの鈴木えり子を加えた中学生3人組は、街で起きる事件に次々と出くわす。(第1話「汐汲坂の殺人」等より)
昭和30年代の港町・横浜を舞台に、中学生の御手洗くんが、各話で快刀乱麻の謎解きを発揮するジュブナイル・ミステリです