『Portraits of Alien Encounters Revisited』の著者ナイジェル・ワトソン氏は、地球外の存在が古代に人類と共存していたと説く論者たちが、聖書の記述や砂漠のガラス質岩石を核戦争の痕跡と解釈してきたと指摘する。これらは自動書記や心霊メッセージに基づき物理的証拠はないが、「高度な文明も自滅しうる」という警告として機能してきた面もあるという。
現時点で確認されているのは、インド洋の海底にモーリシャという地殻の断片が眠るという地質学的事実だけだ。レムリアという大陸や先史文明を示す証拠は、依然としてどこにも見つかっていない。
160年前に化石の謎を説明するために生まれた仮説が、なぜここまで壮大な物語へ膨らんだのか——その過程にこそ、人類が「失われた文明」に抱き続けるロマンの正体が透けて見える