古代エジプトとメソポタミアを合わせたよりも広大な版図を誇ったインダス文明。ハラッパーやモヘンジョダロ出土の印章や土器には、短い記号列が刻まれているが、多くは3〜7文字程度と極端に短く、文法や単語の切れ目を統計的に検出するには情報量が足りない。そもそも本当の意味での「文字」なのか、交易や氏族を示す非言語的な記号に過ぎないのかという論争すら決着していない
約100年の発掘と分析の末、研究チームが辿り着いた結論は「もっと長い文章が必要だが、それはもう残っていないかもしれない」というものだった