宮内庁が上皇さまの意向を受け、一般の告別式にあたる皇室の葬儀「葬場殿の儀」を皇居・宮殿で行い、規模を大幅に縮小する方向で検討を進めていることがわかった。同庁関係者が明らかにした。昭和天皇の葬儀は、国の儀式としての「大喪の礼」と同じ東京・新宿御苑が会場だったが、国民生活に影響が及ぶことを極力少なくしたい上皇さまの意向を考慮した
昭和天皇の葬儀は、新宿御苑に総ひのき造りの葬場殿が建てられ、国内外から約1万人が参列した
宮内庁関係者によると、上皇さまの葬儀は宮殿に変更し、松の間に「殿舎」を設ける方向で検討されている。参列者数も1万人から2500人程度へ縮小する方向で調整が進んでいる
参列者や皇族方の負担軽減を図るため、前回は早朝から深夜まで続いた儀式を2日に分けて実施することも検討されている
上皇さまは、平成時代から自らの葬儀の簡素化を望まれていた。国民が広く利用する場所を長期間占用することや、集中豪雨などの悪天候で参列者への影響が出ないことも求められていた。こうした意向を受け、宮内庁が葬儀の場所を皇居内とする案で検討していた