国民民主党代表選が6日に開票され、玉木雄一郎代表(57)が橋本幹彦政調副会長(30)を破り、3選を決めた。玉木氏は2029年9月末までの代表任期を「政権準備期間」と位置付け、2年後の参院選で「野党第1党」の議席獲得を目指す方針を強調。中道改革連合が事実上の解体に向かい、野党の勢力図が変容するなかで、高市早苗政権への向き合い方が問われることになる
党創設者の玉木氏と若手の橋本氏による一騎打ちとなった代表選は、国会議員53人に1人1ポイント、地方議員(386人)と党員・サポーター(4万9578人)にそれぞれ53ポイントを配分し、合計159ポイントで争われた。東京都内で行われた開票の結果、玉木氏は127ポイント、橋本氏は32ポイントを獲得。玉木氏は国会議員42人の支持を集めた
3選が決まり、玉木氏は「ノーサイドで力を結集できる態勢を構築し、国民から信頼されるより大きく強い政党に進化させていきたい」と強調。その後の記者会見で「8割の票をいただき、現態勢の取り組みが評価されたと理解している」と述べ、榛葉賀津也幹事長を続投させる考えを示した
国民民主はこれまで「政策本位」「対決より解決」を掲げ、政権に近づいたり、対抗姿勢を強めたりして存在感を示そうとしてきた。中道の瓦解(がかい)により、28人の衆院議員を擁する国民民主は衆院野党第1党となる可能性がある
政権獲得への道筋をめぐり、玉木氏は「連立がこれからの日本の政権の枠組みになるだろう」としつつ、「党を大きくしていくことが、大きな塊につながる近道。(野党内での)安易な合従連衡にはくみしない」と強調。将来的に政権を担うためには、2年後の参院選が「天王山だ」と指摘した上で、非改選を含めて40議席以上の獲得を目標に掲げた
10月上旬の召集が調整されている臨時国会をめぐっては、玉木氏は「頼れる政党として、より存在感を発揮できるように論戦していく」と強調。「与党との関係も野党との関係も政策本位」とする一方、高市首相が意欲を示す衆院議員定数の削減や食料品の消費減税については「そうですか、という内容ではない」と述べ、対峙(たいじ)していく考えを示した