加えて、映像が撮影されたのは平日の夜、しかも翌日は登校日にあたる午後11時だった。この時間帯に小さな子供が一人で他人の牧場に立ち入っていたと考えるのは、現実的とは言いがたい。
懐疑的に見れば、光の反射やカメラの誤作動、あるいは何らかの映像処理上のトリックといった単純な説明も、完全には捨てきれないだろう。
それでも、動きを感知した1台のカメラだけが、深夜の牧場にたたずむ半透明の少女を克明に記録していたという事実は、簡単には片付けられない余韻を残す。
放牧場に現れたのは迷い込んだ近所の子供だったのか、それとも別の何かだったのか。判断は、この映像を見る一人ひとりに委ねられている