プロボクシング元世界4階級制覇王者の井岡一翔(37=志成)が22日、都内で会見を開き、正式に現役続行を表明して大みそかに再起戦に臨むことを発表した。カードは未定。井岡が大みそかに試合を行うのは2年連続14度目となる
井岡は5月2日の東京ドーム興行で、WBC世界バンタム級王者・井上拓真(大橋)に挑戦。2回に約9年ぶりのダウンを喫すると、3回にもダウンを奪われ、0―3で判定負けして5階級制覇に失敗した。9月にジム後輩の吉良大弥(志成)がWBA世界ライトフライ級王座を獲得した試合後、「まだ自分も現役を続けていこうという気持ちでいる。本当に良い刺激をもらった」と話していた
井岡は井上拓戦で右眼窩(がんか)底を骨折。当初はすぐに手術は必要ないとの診断を受けたが、「初めてのケガで不安もあったので、セカンドオピニオンで信頼している先生に見てもらったら即手術と言われた」という。手術後、8月からジムワークを再開。「フルラウンドでスパーできるところまで来た」と20日からスパーリングも始めたと明かした
去就については「リングを下りた瞬間から、現役を引退しようという気持ちはなかった」と強調。周囲からさまざまな意見を聞きながらも「気持ちが変わることは全くなかった」と断言した。「正直ラストチャンスと思う」と言いながらも「井上拓真選手に負けて、このままで終わりたくない気持ちもある。挑戦した以上必ず成し遂げて、後輩たちに“諦めずに戦い続けた人間が勝つ”という姿を見せたい」ときっぱり話した
大みそかについては「チャンスがあるならすぐ世界戦やりたい気持ちもあるが、負けたのですぐにタイトル戦が決まらなくても仕方ない。すぐにチャンスが巡ってくることもないと思う」と冷静に分析。井上拓との再戦についても「自分は再戦したいという立場でもない。またチャンスをつくりにいかないといけない立場でもある」と話しながらも、ファンへのメッセージを求められると「期待を裏切り続けている。最後、結果で恩返しできるように、井岡一翔を応援してよかったと思ってもらえるように頑張りたい」と意気込んだ