1か月に本を1冊も読まない子どもの割合(不読率)が、小学生で25年ぶりに1割を超えたことが2026年の学校読書調査でわかった。初めて調査した漫画の不読率は3割近くに上った
調査は、全国学校図書館協議会が今年6月に実施。全国123校の小学4年生~高校3年生計1万61人が回答した
国会での決議を受けて、2000年が「子ども読書年」とされた。学校での読書指導が活発になり、小学生の不読率は02年以降、10%未満に抑えられてきた。26年調査では、5年連続で上昇し13・4%(前年比3・8ポイント増)となった。中学生は24・0%(同0・2ポイント減)、高校生は49・7%(同6・0ポイント減)だった
雑誌を除く漫画の不読率は小学生28・2%、中学生40・2%、高校生50・8%だった。文部科学省の有識者会議は今年3月にまとめた報告書で、学校図書館に漫画があれば訪れるきっかけになると、期待を寄せていた。同協議会の担当者は「漫画の不読率も想像より高かった。暇な時間に本や漫画を読んでいた子どもが、今はスマートフォンで時間をつぶすようになった」と推測している
同協議会理事長の野口武悟・青山学院大教授(図書館情報学)は「活字離れは深刻だ。同じ本や漫画を読んで子どもと大人が感想を言い合ったり、中高生にも読み聞かせをしたりするなど、読書を楽しく感じる機会を増やすことが大切だ」と話している