お歯黒べったりは、女性の妖怪です。江戸時代の書物に出て来るお歯黒べったりは、目も鼻もなく大きな口だけが顔にある妖怪と書かれています。大きな口を開くと「お歯黒」の歯を見せて驚かせます
そのため、「のっぺらぼう」と同じく、人に声をかけさせて、振り向いた時に驚かせるのが、この妖怪の特徴です。源氏物語の「手習い」にも「昔いたという目も鼻もない女鬼(めおに)」という記述があります