裁判所や法務局などに提出する書類を依頼者の代わりに作成する職業のこと。また、その人。 家や土地などの不動産や法人(会社)の登記なども仕事内容に含まれる。
代書屋のイメージが強い職業だが、最近ではコンサルタントとして財産の相続や遺言、訴訟に関する相談を受ける人も多い
行政書士とはどちらも代書屋であることは共通しているが、作成するものやその提出先は異なる。 行政書士は役所に提出する書類を作る人。 ちなみに一般的には行政書士よりは格上だと思われている。
弁護士の下位互換だと思われている。 ただ弁護士に比べて身近な問題についての相談を受けやすいため、司法書士を暮らしの法律家と呼ぶこともある。
8士業の一角であり資格取得難易度も高いのだが、弁理士や税理士、社労士などに比べてイマイチ知名度が低い
時々、司書をこの職業の略称だと誤解している人がいるが、全くの別物である。要注意
法務大臣に認められた認定司法書士であれば、簡易裁判所において弁護士のように依頼者の代理人として活躍することも出来る。 ただし訴訟の金額は140万円以下と決められている
相続業務のうち「相続トラブルの交渉」や「相続税の申告」は行うことが出来ない。 前者は弁護士の、後者は税理士の仕事であるため
司法書士事務所に勤務している司法書士は平均年収が低い。 平均的な日本人とあまり変わらず、資格を取得する労力の割には報われないと言われている
経験を積めば自分で事務所を立ち上げることも可能だが、近年はメチャクチャ稼ぐ司法書士と全然稼げない司法書士で二極化している
行政書士や土地家屋調査士を兼務している人が多い
土地家屋調査士とは不動産登記の専門家であることは共通しているが、司法書士は不動産の権利に重点を置いているのに対し、土地家屋調査士は不動産の状態(形状、面積など)に重点を置いている点が異なる
司法書士になるには司法書士試験に合格するほか、裁判所、検察庁、法務局に10年以上勤めれば取得できる。 法科大学院に通うか予備試験に合格しなければ国家試験の受験チャンス自体が存在しない司法試験(弁護士)に比べたら、まだ高卒でも資格を取得するチャンスには恵まれている