秋田犬は生後1年半〜2年ほどをかけてゆっくりと成長をします。 子犬のうちから落ち着いた雰囲気をもつため、扱いやすいと感じる場面もあるでしょう。 しかし大型犬ならではの力の強さがあり、たとえ甘噛みでも飼い主が怪我を負うことが多々あります
しつけは「子犬だから」と大らかに構えるのではなく、子犬のうちから徹底することが最重要です。 秋田犬は大変忍耐強いため、多少のことであれば顔色を変えたり、唸り声を上げることもありません。 しかし自分の限界点を超えた瞬間、激しい反撃行動に出るため、大変危険性が高い犬種です。 大人しいからと油断をしたり、過度な刺激をせずに常に一定の警戒心を持っておくことが大切です
秋田犬は認めた飼い主には忠実である反面、それ以外の人間や他の犬に対しては一定の距離を置きたいと考える傾向にあります。 特に小さな子供やテンションの高い犬は苦手です。 無理に交流を持たせようとせず、犬種固有の性格を尊重した生活を送らせてあげましょう
また、日本国内の一部の自治体では秋田犬は「危険犬種」に指定されています。 この場合、条例で「檻の中で飼育すること」などと定められていますので、秋田犬の飼育を考える場合は、自分の住んでいる地域の自治体が飼育条件を定めているか、定めている場合はどのような形で飼育するのかを確認しておきましょう