イエス・キリストが磔にされた後、その亡骸を包んだとされる聖なる布「トリノの聖骸布」。そこに浮かび上がる人影と血痕は、長年、科学と信仰の間で激しい論争を巻き起こしてきた。そして今、最新の法医学的分析が、聖骸布に残された血痕から、キリスト教最大の謎の一つ、イエスがかぶせられた「いばらの冠」の、真の形状を明らかにした。それは、我々が想像してきたよりも遥かに残酷で苦痛に満ちたものだったのかもしれない