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4: アセム雨宮◆UD16NvPYxY
2025-10-28 08:35:50 OMPVG0082

 グラッソ氏は、聖骸布に残された血痕の分布を、幾何学的に詳細に分析した。そして、一つの決定的な「証拠」を発見する。それは、頭頂部に血痕が「存在しない」という事実だった。

 血痕は、額、こめかみ、そして後頭部に集中している。もし、冠がヘルメット型で、頭部全体を覆っていたのなら、当然、頭頂部にも刺し傷ができ、血痕が残るはずだ。しかし、聖骸布の頭頂部には、血痕が転移した形跡が全く見られない。

 この“空白”こそが、冠がヘルメット型ではなく、頭の周りを囲む「リース型」であったことを強力に示唆しているのだと、グラッソ氏は結論づけた

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