『東日流外三郡誌』の内容は、基本的には正史に残されていない古代の津軽王国の歴史。以下、時系列順に簡単に紹介します。
①今から5万年前、中国大陸から「アソベ族」が津軽に漂着。彼らは岩木山のふもとで平和な生活を営んだ。
②その後、5000年前に中国から今度は「ツボケ族」がやってくる。アソベ族とツボケ族は最初は争ったがやがて和解。巨石を用いた縄文文化を形成する(現在も遺跡が残されている「亀ヶ岡文化」のこと)
③弥生時代になると日本は動乱の時代を迎える。畿内(奈良)にあった邪馬台国と、九州からやってきた神武天皇軍(日向軍)が対立し、神武軍が勝利。こうして奈良に大和朝廷が開かれ、神武天皇は初代天皇となる。
邪馬台国の王「長髄彦(ナガスネヒコ)」とその兄「安日彦(アビヒコ)」は東北へ逃れた。
...もっと見る(日本神話では、ナガスネヒコは大和に元々いた豪族で、神武天皇たちに滅ぼされたと書いてある)