User Icon
1: アセム雨宮◆UD16NvPYxY
2025-11-06 15:41:04 OMPVG0082

1966年から1968年にかけ『文藝春秋』に掲載された長編歴史小説です。1969年に日本文学大賞受賞をしました。後にロシアの大規模な協力のもと映画化もされ、日本とロシアで放映されました。映画のロシア語題名は『Сны о России』(ロシアの夢)

[引用] [編集] [削除] [イイネ!0] [アカン!0]
User Icon
2: アセム雨宮◆UD16NvPYxY
2025-11-06 15:41:53 OMPVG0082

物語の舞台は江戸時代になります。伊勢を出発し、光太夫ら17人を乗せた船は、江戸に向かう途中で荒らしに遭い、ロシア帝国のアムチトカ島に漂着しました。何とかして帰国を模索する日露の漂流史を背景に描き出した歴史小説です

[引用] [編集] [削除] [イイネ!0] [アカン!0]
User Icon
3: アセム雨宮◆UD16NvPYxY
2025-11-06 15:42:09 OMPVG0082

シベリアやロシア語に興味があって、題材にしている小説は無いかなぁーと探している時にこちらを発見しました。 とてもおもしろかったですし、考えさせられました。実話というのが凄いです…。歴史の勉強にもなります。 主人公の、幾度となく訪れる絶望的な境遇にも絶対に屈しない強靭な精神力と、頭の良さには本当に何度も感銘を受けました。 登場人物がたくさん出てきます。色んな人間模様、それぞれの人生が描かれています。 長い長い命懸けの旅路なのですが途中で出遭いもあれば別れもあります。 ある仲間との別れのシーンは本当に切なくて悲しくて号泣してしまいました。 今なら日本ーロシアはパスポートとビザさえあれば飛行機で数時間で行き来できますが、当時はそういう訳にも行かず…。 当時の日本人の目を通したシベリア〜ロシアの世界、そこに住む人々の生活様式等についても非常に興味深かったです。 名作です、たくさんの人に読んでほしいです

[引用] [編集] [削除] [イイネ!0] [アカン!0]