蔦沼の紅葉 水面が朝焼けに染まる見事な景観 奥入瀬エリアに位置し、鏡沼・月沼・長沼・菅沼・瓢箪沼・赤沼とならび「蔦七沼」と呼ばれる沼のひとつ。ブナの原生林に囲まれ、秋には黄色く色づく。特に木々が沼に映える朝焼けは絶景。周辺は、散策路(沼めぐりの小路・野鳥の小路)が整備され、紅葉シーズンには多くの人が訪れる。
八甲田山の紅葉 津軽平野を見渡すロープウェーから眼下の紅葉を満喫 雄大な眺望が楽しめる八甲田ロープウェーは、四季を通じて八甲田山観光の目玉となっている。カエデやナナカマドに彩られた山腹から、遠く岩木山や北海道を望む空の散歩は圧巻。近くの酸ヶ湯温泉でも、異なった紅葉風景が満喫できる。
十和田湖の紅葉 のんびりと歩きながら静かな湖畔の雰囲気を楽しむ 青森県と秋田県の県境にある十和田湖は東北屈指の観光地。四季それぞれの魅力があるが、秋はのんびりとした雰囲気でブナやカツラなどの色づきを楽しみたい。「乙女の像」のある御前ヶ浜から桂ヶ浜までの遊歩道は散策にぴったり。湖の雄大さをもっと味わうなら、遊覧船に乗ってみるのもいい。
北金ヶ沢の大イチョウの紅葉 日本一の大イチョウは圧倒的な貫禄の黄金の姿を見せてくれる 樹齢1000年以上にもなる大銀杏で、高さ31メートル、幹周22メートルという日本一の大きさとなっています。「垂乳根の公孫樹」ともよばれ、母乳の出がよくなるという言い伝えもあります。
奥入瀬渓流の紅葉 躍動感にあふれた渓流沿いの自然道を散策する 十和田湖から唯一流れ出ている奥入瀬川。湖畔から約14km続く奥入瀬渓流は十和田湖とは対照的に躍動感のある流れが印象的。うっそうとした樹木に覆われ、渓流にはツツジやカエデ、岩には苔が見られる。ブナ、カツラ、トチノキ、モミジ、カエデなどに染め上げられた渓流は遊歩道を散策して初めて本当の魅力が感じられる。
中野もみじ山の紅葉 青森県有数の紅葉の名所で燃えるような光景を堪能 中野神社周辺は、通称「中野もみじ山」と呼ばれる県下有数の紅葉の見どころ。享和2(1802)年、弘前藩主が京都から100種以上のカエデの苗を移植し、現在にいたる。中野神社には樹齢200年のモミジとモミの木、樹齢600年の大スギもあるので見逃せない。燃え上がるような山の姿は息をのむほどの迫力だ。
弘前公園の紅葉 津軽の古都のシンボルを染め続けてきた紅葉に出会う 広さ約49haの弘前公園に残る櫓や城門は400年以上の歴史を誇る重要文化財。紅葉の季節になると、風情のある古城が色鮮やかな秋の装いとなる。城郭を彩るサクラやモミジを眺めていると、弘前が歩んできた歴史を垣間見ることができるだろう。
城ヶ倉大橋(城ヶ倉渓流)の紅葉 上路式アーチ橋日本一の長さで大迫力の紅葉を。 アーチ支間長が255mとなっており、城ヶ倉渓流を眼下に見下ろすことができ、360度のパノラマで紅葉を楽しむことができます。
七戸町の銀南木の紅葉 別名・子守イチョウとも呼ばれる大木 青森県の天然記念物にも指定されている樹齢750年以上にもなる銀杏の大木があります。臨済宗の名僧 法身国師のお手植えと言い伝えられています。
十二湖の紅葉 ブナの森に点在する33の湖沼は神秘的 白神山地の西麓にある十二湖。実際は33の湖沼が点在するが、崩山の大崩から眺めると12の湖が見えることからこの名がついた。代表的な「青池」のほか、大小の湖沼がブナやカエデに彩られ、変化に富んでいる。十二湖南東に広がる白神山地は屋久島とともに日本初の世界自然遺産として広く知られている。