祟りにやたら遭っている。
父の代に幽閉されて亡くなった、井上廃后と息子の他戸廃太子の怨霊を恐れた。
井上廃后に皇后号を送ったうえに、二人を慰霊するための霊安寺と御霊神社を作る。
長岡京へ遣都したら、天災や身内の不幸が起きた。
自分に天子の資格がないと言われるのを嫌って、10年後に平安京へ再び遣都。
弟の早良廃太子を結果的に死なせてしまったら、息子の安殿親王(平城天皇)が病気になったり、身内が次々と死んだり、洪水が起きたり、病が流行ったりと、ろくでもない出来事が頻発。
崇道天皇の追称を送るわ、埋葬先の淡路国へ陰陽師と僧侶を派遣して鎮魂の儀式をさせるわ、挙げ句に墓を掘り返して大和国に改葬するわと、あからさまに恐れていた。
石上神宮から歴代天皇の神宝を山城国へ運び出したら病気になった。
自分の歳と同じ人数の僧侶を集めてお経を読ませて、神宝を元に戻したものの、結局病気で崩御してしまった