第4Rに入ると「拓真コール」が沸き起こり、声援に背中を押され攻勢。距離を詰め強烈な右を叩き込んだ。セコンドから兄・尚弥の「見えてる!見えてる!」の声が飛ぶ中、ジャブも届くようになり動きにもキレが増した。第4R終了後の公開採点は3者とも「38―38」。場内のボルテージは最高潮を迎えた。
中盤は拓真ペース。第6R終了間際にはパンチの回転を上げリングを支配した。第8Rには完全に「拓真コール」が会場を覆う中で、闘志をむき出しにし攻勢を掛けた。2度目の公開採点は76―76 、77―75、78―74と最大4ポイント差をつけるなどリードを奪った