占いといえば、占い師が水晶玉を覗き込んでいる様子を連想する方も多いかもしれません。水晶占いはそんな占いのイメージ通りの幻想的な占術。水晶を凝視してそこに浮かびあがる陰影によって物事を占う方法で、スクライングとも呼ばれます
古代から水面や金属面に映る陰影などから占う方法は行なわれており、古代人はその現象を霊界の幻視と解釈したと考えられています。5世紀頃には広く流行し、中世のキリスト教会からは悪魔の仕業と非難されていました
水晶占いで陰影が読み取れるのは一種の暗示作用で、占い師の資質や体質によってリーディング能力が違います。両眼の間が広い占い師は、水晶玉を読み取る能力が力強いそうです
占う際には、鮮明に見える影やかすかな渦など、なんらかの像が現れる直前に、内側から水晶玉が曇っていきます。 実際に水晶占いをする際は、室内の照明は暗すぎず、明るすぎない程度がベストです