イスラーム勢力、ピレネーを越える 720年にはピレネー山脈を越えてガリア侵入を開始した。アキテーヌ公のユードはフランク王国に救援を依頼したが、混乱の続いていたメロヴィング朝の王には抵抗を組織する力はなく、その中心となったのは、宮宰であるカロリング家のカール=マルテルだった。カール=マルテルはフランクの騎士を動員し、732年、中部フランスのトゥールとポワティエの間で、7日間にわたりイスラーム軍と戦い、撃退することに成功した