マイボーム腺機能不全とは、まぶたの内側にあるマイボーム腺という脂腺がうまく機能しない状態を指します。
マイボーム腺からは脂質が分泌され、涙液の蒸発を防いだり、涙液の安定化を促進したり、涙液が皮膚に流れるのを防いだり、潤滑油としてまばたきの摩擦を減らしたりするはたらきがあります。
そのため、マイボーム腺の機能に異常をきたすとこれらのはたらきがうまく行われず、目の不快感、異物感、圧迫感、乾燥感などの症状がみられるようになります。
マイボーム腺機能不全には“分泌減少型”と“分泌増加型”に大きく分けられ、症例数としては分泌減少型が圧倒的に多く、分泌減少型ではマイボーム腺からの脂質の分泌量が減ることからドライアイの原因となります。
日本におけるドライアイの患者数は約2,200万人といわれ、ドライアイ症状を訴えて眼科を受診する人の多くでマイボーム腺機能不全が原因になっているとされています