一方で、冷静な専門家たちは「これは単なるデジタル上のアーティファクト(ノイズ)だ」と一蹴している。
事実、2017年にはデジタルアーティストのジュリアン・フェイローナが、グリーンランドの氷の下に80キロもの巨大な黄金の構造物が沈んでいる様子を描いた「グリーンランド・アノマリー」という作品を発表しており、今回の騒動のイメージソースになっている可能性が高い。
衛星画像の専門家によれば、北極圏のような低解像度のエリアでは、画像の繋ぎ合わせ(スティッチング)の失敗やデータ破損によって、黒い四角形や不自然な滑らかさを持つ区画が頻繁に出現するという。Google Earthが画像を消去したように見えるのも、単なるデータのアップデートやエラーの修正に過ぎないというわけだ。
しかし、なぜStravaの活動データがその「バグ」と思われる場所で記録されていたのか? という疑問は残る。研究者がジョギングしていただけなのか、あるいは……