今回の下落は、デジタル資産の実社会での利用価値に対する疑念が根強いことも背景にある。かつてインフレヘッジや、金や米ドルに代わる価値の保存手段として持ち上げられたビットコインは、依然として高リスク資産のように取引されており、市場が動揺する局面での避難先として機能していない。むしろ、機関投資家のポートフォリオに組み入れられる割合が高まったことで、ハイテク株や貴金属が変動する局面など、広範なリスク回避の動きの中で、かえって影響を受けやすくなる場面もある。ここ数週間に見られた動きが、その例だ