下総の国に勝四郎と妻の宮木という夫婦がいました。もともとは裕福でしたが、勝四郎が怠け者だったために、どんどん貧乏になっていきます。 心を入れ替えた勝四郎は家の財産を絹に変えて、京都に出て商売をすることを決意します。勝四郎は秋になったら戻ると妻に言い残して京に旅立ちました。 勝四郎は京で大成功しますが、そのころ妻の宮木が待つ下総の国では享徳の乱が起こり、勝四郎は帰るに帰れない状態となり、そのまま七年の月日が過ぎてしまいます