てでは一体この海小僧はなんだったのだろうか?
なんて野暮な事を考えてみたいと思うが、真っ先に思いついたのは、「ウニ」である。
ちょっと釣りには詳しくないが、普通に海釣りをしていてもウニはまぁ釣れないだろう。それが突然、たまたま針に引っかかってしまい釣れてしまった。
なんだかわからぬが手ごたえがあったので引き上げてみれば毛だらけの真ん丸の「ナニカ」。
最初は釣り人も「このぐらいの大きさの、毛だらけの丸いのが出た!」と言っていたのだが、それが人を伝う内に「小僧ぐらいの、毛だらけの、真ん丸の目の――」という具合に変化していき、それはその地の権力者の耳にも入り、それは何かの前触れに違いない地蔵尊を建てるべぇ――のようになった。
...もっと見るとか。