オレームはのちに司教にまで登り詰めたカトリックの重鎮だが、彼の言葉には忖度が一切ない。 「聖職者を含む『善人』がそう言っているからといって、それが真実だとは限らない」 彼は論文の中でこう前置きした上で、具体的な地名を挙げてこう痛烈に批判している。 「『こんな奇跡が起きた』という誰かの言葉を信じる必要はない。なぜなら、多くの聖職者は教会への献金を引き出すために他人を騙しているからだ。シャンパーニュ地方の教会で『主イエス・キリストの聖骸布がある』と言われているのは、まさにその典型である」