現代の私たちは「古代マヤ人は宇宙の真理を探求する科学者だった」とロマンチックに考えがちだ。しかし、カリフォルニア大学のヘラルド・アルダナ教授は少し違った見方をしている。
「彼らの科学的関心の核心にあったのは、天文学ではなく農業、植物学、そして医学でした」
広大なジャングルで巨大な人口を養うためには、正確な季節のサイクルを把握し、種まきや収穫のタイミングを決める必要があった。つまり、彼らにとって天文学は「究極の実用カレンダー」を作るための手段だったのだ。
また、このテーブルが「未来の予測」ではなく、神話上の出来事や過去の王たちの誕生を天文学的に「逆算(裏付け)」するためのものだった可能性も指摘されている。ヨーロッパでケプラーが天文学を使ってキリストの誕生年を計算したのと同じようなことだ。