「機動戦士ガンダム」の人気の理由は、子供向けとみられていたロボットアニメに、人口の増加で生じた宇宙移民国家が地球側に独立戦争を仕掛けるという重厚な設定を持ち込み、善悪に二分されない人間ドラマを描いた点だ。少年たちが戦争と政治に翻弄(ほんろう)されながら懸命に生き抜く姿はハイティーンにも刺さり、アニメの視聴年齢を大きく引き上げた。登場メカを模したプラモデル「ガンプラ」は社会現象に。ガンプラ市場は年間1500億円規模の売り上げを誇る巨大産業となった