そして2026年4月、事態は予想外の方向へ動いた。オハイオ州下院にて、民主党のトリスタン・レイダー議員と共和党のジーン・シュミット議員が超党派で「ラブランド・フロッグマンをオハイオ州公式クリプティッド(UMA)に認定する法案」を提出したのだ。アメリカでは各州に「州の鳥」「州の花」があるが、「州のUMA」を正式に制定しようという動きは極めて珍しい。カエル男がついに行政のお墨付きを得る日が来るのかもしれない。
日本でも「ツチノコ」を町おこしに活用する自治体は少なくないが、議会で法案提出にまで至った例は聞かない。UMAの「公式認定」という発想自体が、オカルトと行政のまさかの交差点である。カエル男の正体が巨大イグアナだろうと未知の両生類だろうと、70年間にわたって一つの町を楽しませ続けてきたこの「何か」は、もはやそれ自体が立派な文化遺産なのだ