攻撃アプローチ:理想を排除した実利主義と、局面に応じる適応力
彼らのピッチ上での振る舞いは、徹底して結果にこだわる現実路線と言えます。自らリスクを冒して華麗に ゲームを支配しようとする色気はなく、むしろ試合の状況変化に合わせて最適な対応を選択する「後出しジャンケン」のような柔軟性を最大の武器としています。
マイボールの局面では、手数をかけずに縦へ早く送り込む鋭い仕掛けを基本線としながらも、相手が引いてスペースを消してきた場合には、無理に突っ込まず丁寧なパスワークで落ち着いて配給をコントロールする知性も兼ね備えています。混戦や泥仕合になればなるほど、タフで計算高い彼らの粘り強さが真価を発揮するはずです。バルバレス監督の緻密なゲーム設計のもと、イタリアを打ち破った時のように世界の強豪を次々と苛立たせるであろうボスニアの戦い方に大いに注目です