戦術アプローチ:ピッチを広く使う可変アタックと、激しいプレス
こうした怪我人の影響もあり、戦術的な完成度の面ではまだ発展途上で、直近の親善試合ではベルギー、ポルトガルに連敗するなど不安材料もあります。それでも彼らがピッチ上で表現しようとする基本ルールは非常に明確です。攻撃の場面ではピッチの幅と奥行きを最大限に使いながら、相手ディフェンスの隙を突いて一気に攻め込みます。
さらに、ボールを奪われた直後から開始する連動した激しいチェイシングも大きな強みです。前線から高い強度で圧力をかけ続けてミスを誘い、素早いショートカウンターに繋げてアメリカ史上最高の選手との呼び声が高いクリスチャン・プリシッチ(ミラン)が決めきる形を持っています。
指揮官が仕込んだこの「常に主導権を奪いにいく攻撃的なスタイル」が、ホームの大声援を受けて本大会で機能すれば、大会の台風の目となる可能性を大いに秘めています