本格的な夏の到来を前に、エアコンの修理に関するトラブルが増えている。「安い」「即日対応」といったネット広告をみて、業者に修理を依頼したものの、高額な料金を請求されたうえ、直っていないという相談が寄せられており、国民生活センターが注意を呼びかけている。
国民生活センターによると、2025年度のエアコン修理に関する相談は1251件。2021年度の451件に比べ、この5年間で2倍以上に増加。
具体的な相談内容として以下のような事例がある。
ネットで検索し「最安約4000円~」と広告している業者に連絡。業者が来訪し、室外機のガス圧を調べ「ガス圧が低いのでガスを充てんする」と言うので 作業を依頼したが、結局直らなかった。その業者から「新しいエアコンを25万円で購入すれば約4万円の作業費用は無料にする」と言われたが、購入はせず、請求された修理費用を支払った。(年代不明の男性)
エアコンから水が漏れたので、修理業者をネットで探し「即日対応。地域最安値。期間限定1500円から」との広告を見て電話をかけ依頼。修理担当者は、故障原因や作業内容の説明もなく、修理代の見積もしないまま作業を開始。代金7万円を払ったが、結局エアコンは全く直っていなかった。(40代女性)
...もっと見るエアコンが故障したため、ネットで検索して出てきた業者に修理を依頼。担当者が修理を行った後「冷房が効くまで30分くらい様子を見なければわからない」と言い残し、直ったことを確認せずに帰ってしまった。しかし30分経過しても冷房が効かず直っていなかった。その後、メーカーに連絡して、最初の業者が行った修理内容を見せたところ「全然違う」と言われた。(40代女性)
これらの実例を踏まえ、国民生活センターは次のように注意喚起している。
広告をうのみにせず、作業前に故障原因、修理内容、修理費用等について確認する。エアコンが直ったことを修理業者と一緒に確認する。請求額や作業内容に納得できない場合は、その場で支払わず説明を求める。日頃から信頼できる修理業者を探しておく。
今年も猛暑が予想されている。エアコンを修理する際には十分気をつけたい